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2013年10月11日(金)
【ある日の出来事。】
先月くらいだったか、
こういうことがあった。
ある雑誌の女性編集者から一本の電話が入った。用件は、次号で『エロス』というテーマの特集を組み、後半に、それに関連したいくつかの写真やアート作品を紹介しつつ記事を載せるとのこと。
「つきまして、笠井さんの作品のなかから一、二点ほど、エロティックなイメージのものを掲載したい」

と言ってきた。
この雑誌は一般誌というよりは、どちらかと言えば、ある専門分野の雑誌であり、読者もそれに限定された層をターゲットにしている。

ぼくはこれまでその雑誌でいくつかの撮り下しをしているし、編集者もまた、すくなからず、ぼくの作品や作風を把握していたので、その電話ですぐに了解し、探しておきます、と返答しておいた。

数日後、さっそく写真一点を送った。直感で「これでいこう」と選んだものだった。

ところが、その日の夜になって編集者から電話。
「すみません、ウチの雑誌の読者は女性がメインで、若いひとが多いんです……」

と、なんやらまわりくどく前置きをしてきた。その時点で、相手の言わんとしていることがだいたいわかったのだが、案の定、
「選んでいただいた写真はちょっとイメージが強いというか、うちの読者にはちょっと、なんというか、ムニャムニャ……」

と、要点のハッキリしない説明がつづいた。
つまるところ、ザックリ言えば、選んだ写真はこの雑誌には不向きと先方は言いたいわけであって、写真の差し替えを要求しているんである。

ちなみに、ぼくが選んだその一枚というのは、女性が写っている写真だが、言うほど強烈なイメージではない。
まして、ギリギリのところを狙っているわけでもなく、直接的な行為やヌード写真ですらない。

ただ単純に、全体的な雰囲気としてある種の生々しさが写り込んでいるだけのこと。それが見方によっては猥雑にも映るし、そういうものこそエロティックな写真だと自分はおもっている。

ただし、それを押し付けるつもりはなく、エロティックかどうか、そうでないか、あるいは、強烈すぎるかは読者が判断すればいいとも考えている。

ところが、編集者はさらにこうもつづけた。

「以前に拝見した笠井さんの作品のなかに、もうすこし軽い感じのものがあったかとおもうのですが、そちらのほうがわかりやすくていいような気がムニャムニャ……」

これには呆れたというか、なに言っちゃってんだかという感じである。
そういうことなら、向こうが言っている「その写真が今回の記事に合うので、それを貸してください」
と最初から言えばいいだけのこと。
だいたい、それ以前の話として、なにをもって「軽い」だとか「そちらのほうがいい」などと言えるのだろうか。

もしそう言い切るなら、それなりの説得力をもって説明して欲しいものだし、それが編集者としての義務ってもんだろう。

エロスという、ある種、普遍的なテーマを持ち出しておきながら、編集者のエゴで勝手に基準を作ってしまうくらいなら、そんな特集組まないほうがいい。

自分はまだいいとしても、そんな意識で作ったものはむしろ読者に対しても失礼である。

ぼくは怒る気にもならず、「なにをもってエロスかエロスじゃないか」なんていう議論を電話でするのも不毛におもえたので、
「その写真が雑誌的な判断として不都合であれば載せなくても構いません。ただし、差し替えるというのは本意ではないので、この話はなかったことにしましょう」
とすぐにキッパリと断って電話を切った。
時々自分の気の短さにはあきれる時もある・・・。脱毛悩みには脱毛エステに通うか・自宅で脱毛器を使用するかがメジャーなようだ。



15:35
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